2026年度 逗子中学・沼間中学・久木中学の「定期テスト実施の廃止」について
久木中学は以前(または昨年度)から定期試験を廃止し、各単元テストを課すことでその代わりにしてきましたが、今年度から、逗子中学・沼間中学も定期テストが廃止され、「単元テスト」が学力進度の確認・評価の対象となります。
逗子中学では、「生徒自身が理解の状況を確認しながら学習を進めることができ、学習内容の定着につながるという特徴があり」「単元テストを取り入れることで、一度のテスト結果に左右されるのではなく、学習の過程や努力の積み重ねをより丁寧に評価できるようになります。」と説明されています。
公立中学校での「定期テストの廃止」は、元々は東京都立の名門中学校、麹町中学校で工藤校長の下、2018年度から実施されたもので、大改革と話題になり、全国に少しずつ広まってきた流れです。最近の資料によると、全国の中学校の22.9%、高校の13.3%が定期テストを廃止、実施回数を減らすことを検討している。(2023年度時点ベネッセ教育総合研究所による調査) また、神奈川県の中学校では、2学期制中学校の「定期テスト廃止」1校0.7%、多くは年4回実施。3学期制中学校「定期テスト廃止」5校3% 他多くは3回から5回実施。(ステップに通う生徒からの調査結果2023年)
その後、「定期テスト廃止」をする中学は増えていると考えられますが、神奈川県や全国で主流は従来通りの年数回の「定期テスト実施」です。逗子市の中学校が今年度から多く、「定期テスト廃止」に踏み切ったのは現時点では冒険になり、今後の展開は未知数です。数年実施して、生徒の学力が低下したから、元に戻すこともあるかも知れません。
問題点として指摘されていることは、「単元テスト」が成績評価の対象となるため、クラスごとに実施されると、遅い時期に実施したクラスに問題が流用される可能性がある点。2〜3ヶ月という範囲のテストがないため、全体的な立ち位置や応用力が把握しにくくなる点。など他にも何点か指摘されています。
ただ、教育評価のシステムとしての目標は、生徒が自主的・自律的な学習に取り組めるようサポートすることに本来あるため、各中学校での運用の仕方によって最終的には「定期テスト廃止」が成功するか否かが問われていると考えます。
學志館では、これまで実施してきた「定期試験対策」は今年度から実施しません。「単元テスト」に対応した授業を心がけることになります。更に、「定期テスト廃止」に伴う問題点として指摘した、「全体的な立ち位置や応用力が把握しにくくなる点」の対策として、従来各講習最終日(年度内3回)に実施してきた、全国模試を月に一回程度実施していきます。
対象は中1・中2生。(中3生は全県模試をほぼ入試まで毎月会場等で受験します。)
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