學志館

2021.05.26

「鷹」と「鷲」

教育

出口式みらい教室の石川です。小3は仲良し2人のクラスで楽しくやってます。授業始めに行う漢字カードはもう読めないものはほとんどなくなり、2人でどちらが先に言い当てるかを競いあってるくらいです^_^
さて、この子達、「鷹」と「鷲」も読めるのですが、ここでふと疑問が自分のなかに浮かんできました。
「鷹」と「鷲」の違いって???
さっそく調べてみると、「鷹」はタカ目タカ科に属する鳥のうち比較的小さい個体、「鷲」は比較的大きい個体ではっきりとした違いはないとのこと。
漢字の成り立ちでいうと、「鷹」は「隹」の部分で尾の短いずんぐりした鳥を表し、「イ」の部分をつけて人を表し、「鷹」を使って狩りをするという意味から成り立ったそうです。
一方、「鷲」は「京」という部分で丘の上に建つ家を表し、「犬」という部分で高貴な人の家に飼われた番犬のさまから「つき従う」鳥、「鷲」という漢字が成り立ったそうです。
はたして、日本の鷹匠のみならず、モンゴルではイーグルフェスティバルといったイベントもありますし、中東でも砂漠で生き抜く生活手段として紀元前からハヤブサなどを使って狩りが行われていたそうで、人と関わりの深い鳥だったのですね。
ちなみにアラブ首長国連邦の国鳥はハヤブサだそうですが、このハヤブサ、大きさはそれほどではないものの、急降下の最高速度は300キロにもなるそうです( ゚д゚)
また、日本の鷹狩りでは、他の国ににはみられない独特の技として、「羽合せ」(あわせ)というのがあって、獲物に向かって助走をつけるように鷹を投げるものだそうですが、大変な修練が必要だそうです。

ただの漢字として覚えていたのが、調べてみるとこんなに深いものだったとは( ゚д゚)
子供達のおかげで立ち止まって、あらたに知ることができました(^^)

スムーススクロール

開く 閉じる