學志館

2021.07.07

聞く力

教育

国語担当石川です。
毎日ジメジメしています。昨日、子供たちのなかで、あんまりジメジメしているのでムカデがよく出るという話が出ました。その子の話っぷりがとても上手で、落語の「ムカデの医者むかえ」が思い浮かびました。
あらすじはこんなものです。
昔々、虫たちが集まって宴会をしていると、バッタが腹痛を起こしました。仲間の中で誰が1番早く医者を呼びに行けるかを考えた虫たちは、足のたくさんあるムカデにお願いすることにしましたが、急いで出て行ったムカデはいつまでたっても帰ってきません。皆が外を見に行こうと座敷を出たところ、ムカデは汗だくでたくさんある足に、靴を履いていたところでした。

昨今、論理的思考、論理的文章が重要視されていますが、たとえば落語家のような話し方のエキスパートの演目を聞くだけでも、視覚に頼らず、頭のなかで話の起承転結をつかむ力、論理的に読解に役立つ語彙、先を想像する力、集中力、忍耐力の向上に役立ちます。

なにより落語は面白い。楽しみながら聞く力、そして論理的思考力がつくなんていいですよね

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