學志館

2021.06.12

理科の用語

教育

今年から教科書が改訂されました。改訂に伴い学習する内容や順番が変わりますが、理科の場合、最新の研究によって、これまでの内容が置き換わる場合がよくあります。例えば、自分たちの頃は脂肪が消化されると脂肪酸とグリセリンに分解されると習いましたが、今は脂肪酸とモノグリセリドに分解されると習います。他にも、藻類は植物に分類されなくなっていたり、ホニュウ類は爬虫類から進化するとは教えなくなっています。(両生類からの進化の時点で、ホニュウ類と爬虫類・鳥類に分化したと考えられているそうです。)
今年改訂された教科書では遺伝において、優性の形質、劣性の形質という用語が、顕性の形質、潜性の形質に変わりました。研究の結果というわけではなく、言葉の持つイメージが合わないということで学会が新たな用語を提言したそうです。たしかに、優性の形質を教えるとき必ず、優秀な形質というわけではないと教えてましたから。今年は用語の変更が多いようですが、以前の用語を使って、生徒につっこまれそうですw

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