學志館

2023.06.06

枇杷(ビワ)

教育

例の坂道をいつものように登っていく途中に出会いました。
もうそんな季節なのですね。

日本ではこの時期に実をつけるため、枇杷は初夏の季語です。
『大鏡』に出て来る藤原仲平は「枇杷左大臣」と呼ばれていましたが、
屋敷の中に枇杷の木が植えられていたからだそうです。
後に藤原道長が屋敷を買い取り、清少納言や紫式部も滞在したことがあるとか。
中国が原産の木で古代にはもう輸入されていたそうなので、
平安の人たちも枇杷を食べていたのでしょうね。
薬効も昔から言われています。ビワの葉茶は胃もたれに効きますよ。

実はシロップ漬けにしたりジャムやゼリーでも美味しいですが、
私は焼酎漬けのビワ酒にしたいですね。

さあ、もう夏です!!
国語担当平野でした。

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