學志館

2021.06.06

映画は好きですか?

教育

国語担当石川です。
国語の読解で論説文が苦手な人、小説や韻文(詩や短歌、俳句など)が苦手な人、それぞれだと思います。
論説文は言葉が難しいからそれだけでわからないような気になります。そういう時、面倒でも言葉の意味をはじめのうちは調べるといいかもしれません。そうすればある程度語彙が増え、実践になったときに、わからない言葉の数は減るでしょうし、難しいーというのが軽減されると思います。あとはじっくり順を追ってたどっていけば論理の流れははっきりしているのである意味わかりやすいのではと思います。

問題は小説や韻文。
必ず答えとなる根拠はあるのですが、はっきり書いてないことも多いのです。例えば人物の行動や、周りの情景から読み解くといったものです。
そこで「映画は好きですか?」という題につながるのですが、例えば、映画のなかで主人公が雲行きが怪しい空を見上げるシーン。そのあと事態が思わぬ悪い方向に向かうというパターン多いですよね。わたしは先日たまたま見た映画でヒッチコックの「サイコ」でちょっとした発見をしました。古い映画です。ちょっと怖い話なのですが、生きているはずのない人の姿が窓辺に見えたという謎。それは、ある男の母親は10年も前に死んでいるのに?!

場面は変わり、ある女性にしきりに剥製の話しをするのですね。筋とは一見何の関係もないのに結構時間取ってるシーンだったのです。

果たして死んだはずの母親は、実はその男が母親と極度の依存関係にあったために剥製にして、いつしか自分と母親の二人の人格まで持つようになったということが最後に明かされます。

自分の好きな映画をもう一度みてみると、いろんなヒントがあらたに見つかるかもしれません。
そんなふうに小説も読んでみるとピンとくる箇所がみつかるかもしれません(^^) iPhoneから送信

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