學志館

2022.10.31

ハロウィン

教育
例の坂道をひいこら登っていく途中、
あるお住まいが二階から蜘蛛の巣に覆われていました!!
玄関ドアの前には風に揺れる白い亡霊…
窓辺には不気味な人影がたたずみ、こちらを見ています。
…まだ明るかったから大丈夫でしたが、暗闇で出くわしたら怖かったでしょうね。
日本では陽気な仮装大会になってしまっているハロウィンですが、
元々は紀元前の古代ケルト人の祭りが起源です。
ケルトの暦では、1年の終わりの10月31日に現世と来世との境があいまいになり、
死者の霊と共に悪霊がこの世に入ってくるため、
仮面をつけたり隠れたりして人間だと気づかれないようにしたとか。
この辺、日本のお盆やお彼岸の考え方と似ているんですが、
日本は先祖の霊を歓待しますよね。面白いですね。
それが後のキリスト教と結びついて「万聖節」となり、
現世に戻ってくる死者を慰める期間となったそうです。
子どもたちが仮装して家々を回りお菓子をねだるのは、
訪れる悪霊の役目です。「Trick or Treat」
だから怖い格好をしなければならない…。
大人も人間とバレないような恰好をしなければならない…。
悪霊をも怖がらせるか仲間と思わせるかするために、
家は怖ろしいインテリアを施さなくてはならない…
地獄にも天国にも行けずにこの世をさまよい続ける、
ジャックという男の魂が灯すカボチャランタンも
一応怖いものに入っている…筈です。
どことなくユーモラスですけどね。
渋谷には3年ぶりにピカチュウやらマリオやら恐竜やら、
色々なのが来ていたとニュースで見ました。
海外の方もたくさん来ているようですね。
悪霊に普通の人間だと思われなければいいのですから、
日本の騒ぎも、まあありなのではないでしょうか。
せっかくだから、楽しみましょう♪
Happy Halloween!
国語担当平野でした。
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