おう、なつだぜ。
ざんざかぶりの雨の中、網戸に雨宿りのお客様がとまっていました。
おう、かまきりだ。
なかなかごりっぱだ。
そうなると国語の先生の頭の中には、教科書に出て来るかまきりの詩が浮かんでしまいます…。
『おれはかまきり』という「かまきり りゅうじ」さんの詩は、光村図書中一国語の最初に載っています。
出典は「のはらうた」、作者?は
工藤直子さんです。(テストに出たことがあるので要チェック!)
おう なつだぜ
おれは げんきだぜ
あまり ちかよるな
おれの こころも かまも
どきどきするほど
ひかってるぜ
おう あついぜ
おれは がんばるぜ
もえる ひをあびて
かまを ふりかざす すがた
わくわくするほど
きまってるぜ
試験では
・対句や擬人法、体言止めなどの詩の技法
・語句補充の穴あき問題
・「なぜ『ちかよるな』なのか?」「『もえる ひ』とは何か?」といった記述
などが出ます。他の詩と並べて季節を問われたりもします。
試験範囲になったら、とにかく教科書をよく読んでおきましょう。
続編?もあります。
てれるぜ かまきりりゅうじ
もちろん おれは
のはらの たいしょうだぜ
そうとも おれは
くさむらの えいゆうだぜ
しかしな
おれだって
あまったれたいときも
あるんだぜ
そんなときはなあ
おんぶしてほしそうな
かっこになっちまってなあ
・・・・・・・・
てれるぜ
ところで、実際のカマキリですが、メスの方が体格が大きくて立派です。
名前からすると「かまきりりゅうじ」さんはオスのようですが、ということは、
小さめのカマキリが、一生懸命カマを振り上げていきがっている、という絵になります。
『てれるぜ』と合わせて読むと、ちょっとかわいいと思いませんか?
国語担当の平野でした。
開く 閉じる
池子校への
お問い合わせ
能見台校への
お問い合わせ