學志館

2021.06.02

いっぱいの「不思議アタマ」から思うこと

教育

国語担当の石川です。中2の教科書に椎名誠さんの「アイスプラネット」が載っています。アルバイトでお金を貯めては世界中写真を撮ってまわってる「僕」のおじさんの話です。「僕」に宛てた手紙の中で「たくさん勉強していっぱい本を読んでいっぱいの『不思議アタマ』になって世界に出かけていくとおもしろいぞ。」とあります。中学生は試験も近くなり、勉強やだなー、国語つまんないなーと思ってる人もいるかもしれません。勉強、と思わずに不思議またはへえ〜という驚きをみつけるつもりで、まずは教科書を見てください。
文章の中の何かの言葉に、なるほどーとおもうかもしれませんし、写真の説明や補足の小さい字のところにへえ〜という発見があるかもしれません。
また、じっくり見直してみると、今まで素通りしてただの言葉の表現が心の琴線にふれるかもしれません。

文字が並んでるだけなのに、不思議ですね。

ちなみに今日わたしの心にヒットした言葉は、
新聞の記事の一節。コロナ下でほとんどオンラインになってしまった就活生の言葉です。実際に説明会に行けなくても、一日複数とか、遠隔地などかつてなら難しかった企業、業界研究が深められたということで一言。
「どこにも行けないことは、どこでも行けることなんです」
村上春樹氏のようです。言い得て妙!^_^

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