學志館

2021.09.27

あの時の一歩

教育

国語担当石川です。
最近とある中3生がやる気が出ないといいます。あまりにやるべきことが多すぎてもう無理だと思ってしまう、ということです。
わかります。自分の前に高い壁があってとても乗り越えられそうもないと戦意喪失の気分。
わたしの好きなプロアドベンチャーレーサーの田中陽希さんが、延々と続く急峻な岩場を登る時自分にこう言い聞かせながら一歩一歩進んでいきます。
「後ろを振り返らない、頂を見ない」
時々はゴールを確認して、作戦をどうするか考えるのは必要ですが、すごく苦しい時、あまり遠い先を見ると
かえって辛くなる。そういう時はちょっと先を見て、まず一歩頑張ってみる。一歩進んだら次一歩出してみる。
途中、体調や天候などの理由で、何度も停滞したり戻って初めから登りなおしたりしながら、日本二百名山完全人力踏破を成し遂げた田中陽希さんのゴールの時の言葉。
「あの時の一歩があったから今がある」と。
小さな一歩でも積み重ねていけばついにはゴールへ。
彼はその後、日本三百名山完全人力踏破も成し遂げています。
わたしも子どもたちと一緒に一歩一歩歩いていこうと思います。

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