国語担当石川です。
中学はそろそろ期末テストです。中3は俳句が範囲です。
とある教材で中川宗淵の
秋晴れや火口を落つる砂の音
というのがありました。
さて、9月1日の読売新聞の教育欄にたまたまこの句がのっていました。
なになに( ͡° ͜ʖ ͡°)
コラム担当の高柳克弘さん
(俳句甲子園の選考委員でもあります。ちなみにこの俳句甲子園のことを小説にした作品に森谷明子さんの「春や春」というのがあります。余談ですが)
がこんな話を紹介しています。
中川宗淵、はじめは
秋晴れや火口へ落つる砂の音
とつくり、飯田蛇笏のところに弟子入りしようとやってきます。
飯田蛇笏は「火口へ」ではなく、「火口を」のほうがよいとアドバイスしたそうです。
「火口へ落つる砂」だと、イメージされるのは砂だけ
しかし、「火口を落つる砂」だと火口全体が見えてくると。
「へ」と「を」でこんなに違うのですね。
限られた字数だからこそ、言葉を吟味することで一つ一つの重みがでてきて、無限の広がりが出てくる。
制約を制約と思わず、チャンスととらえる、
人生にも通じますね^_^
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