「KAGAYA 星空の世界展」に行ってきました。
星空写真家でプラネタリウム映像クリエーター、KAGAYAさんの作品を
パネルや映像で展示してあります。
美しい、という言葉では言い表せないような息を吞む写真の数々に、
しばし圧倒されてきました。
やはり、自然が作り出す美にかなうものはないですね。
あの「枕草子」に、星の段があります。
星は、すばる。ひこぼし。ゆふづつ。よばひ星、すこしをかし。尾だに なからましかば、まいて…
「すばる」はプレアデス星団、「ひこぼし」はわし座のアルタイル、「ゆふづつ」は宵の明星(金星)「よばひ星」は流れ星のことです。
清少納言の生きた平安時代、かがり火や燈火はあったとはいえ、夜は真っ暗。
どれだけ星は美しく輝いて見えたことでしょうか。
夏は夜。月のころはさらなり。やみもなほ、蛍の多く飛びちがひたる。また、 ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし。
清少納言ははっきり言う人ですから、本当に闇を素敵だと思ったのでしょう。
地上の星と天上の星、どちらも楽しんだに違いありません。
この季節なら、ひこぼしですね。
おりひめ(こと座のベガ)と白鳥座のデネブで作る夏の大三角形も見ごたえがあります。
一息ついた夜に、どうぞ星を見上げてみてください。
国語担当平野でした。
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