図書館から予約の本が届いたとメールがありました。確認しましたら、予約人数180人!ということで、予約したことすら忘れていたものでした。
「九十歳のラブレター」
加藤秀俊さん、以前にも 隠居学ー元祖引きこもり
など、ウイットに富んだ歯切れの良い文体のエッセーが面白いのです。(社会学の権威の人で教材の評論でもお馴染み)
さて、この本、一気に読了。しみじみとした涙が流れました。
奥様との出会いから別れまでの数々のエピソードの底流に深い愛情と、別れのポッカリと穴の開くような悲しみが流れています。
奥様との回想で、氏はあなたと呼びかけます。奥様の思い切りの良さ、ユーモア、好奇心と素晴らしい魅力が随所に見られます。加えて話す言葉のなんと美しいことか。
そうかしら?、〜だわね、〜してくださらない?
お二人の長い人生、大変なこともあるなかで、常に変わらない穏やかな愛と信頼の絆を満喫しました。
超高齢化が進む昨今、子供達の将来も心配ですが、まずは幸せに生きる自分達がいれば(青い鳥はすぐそこに)子供達もその姿をみてのびのびと育っていくのではと思い、今日も元気に過ごそうと思います。^ ^
開く 閉じる
池子校への
お問い合わせ
能見台校への
お問い合わせ